“新しい風”
口腔外科・歯科治療技術を
北海道の皆様へ
複雑な解剖学的構造である顎顔面の異常を見つけ治療するために、正確・精密な診断の助けとなる高性能画像診断機器を備え、これまで培った動物整形外科治療技術を活かしてそのターゲットに対応します。顎構造の一部である歯の治療には、ヒトの歯科医療施設や米国獣医大学の歯科口腔外科機関と連携して最新情報を共有し、優れた治療技術を積極的に活用して実施します。
顎口腔の治療を通して
動物の生きるを守ります。
顎口腔の健康を守ることはまさに、
大切な家族である動物たちの生きるを守ること。
私たちはそう考え活動します。
複雑な解剖学的構造である顎顔面の異常を見つけ治療するために、正確・精密な診断の助けとなる高性能画像診断機器を備え、これまで培った動物整形外科治療技術を活かしてそのターゲットに対応します。顎構造の一部である歯の治療には、ヒトの歯科医療施設や米国獣医大学の歯科口腔外科機関と連携して最新情報を共有し、優れた治療技術を積極的に活用して実施します。
開設の理由
北海道動物運動器病院で、なぜ顎口腔外科センターを開設したの?
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、整形外科、脊椎・脊髄外科と顎口腔外科、歯科には様々な共通点があります。
どんな共通点なのか、北海道動物運動器病院が顎口腔外科センターを開設した理由を動画でご覧ください。
クリックで再生
4つの強み
診察内容
診察・治療の流れ
北海道動物顎口腔外科センターでは、診察と治療を別の日程で行っています。
診察では、問診と視診・口腔内写真の撮影等を行い、治療の方針をご提案いたします。
また、どの患者さんにもCTと口腔内レントゲン撮影を行い、詳細に状況を把握した上で、治療を行っていきます。
新着情報
よくある質問
当センターでは、主に顎顔面領域の整形外科治療と歯科治療を行います。整形外科治療では、交通事故や高所からの転落、咬傷による骨折や顎関節脱臼、外傷の治療を対象とします。歯科治療では、骨折の原因にもなり得る歯根膿瘍を伴う歯や、顎骨内に止まる埋伏歯などの難抜歯治療、歯の神経である”歯髄”が通る”根管”を対象とする歯内治療、歯周病の治療と予防を行います。
詳しい内容は診察内容のページをご覧ください。
わんちゃんやねこちゃんの協力を得ることができれば、お口の中を観察する検査である”視診”と頭部レントゲン検査は麻酔をかけずに行うことができます。それ以外の精密検査には、全身麻酔が必須となります。しかしこの際の全身麻酔とは、短時間の不動を得るための“軽い麻酔”、すなわち“鎮静麻酔” です。多くは“麻酔拮抗剤”により、短い時間で覚醒させることが可能です。
口の中に検査器具をいれているときに動いてしまうと、わんちゃんやねこちゃん、そして獣医師の怪我を引き起こす可能性があります。また、顎の骨や歯の状況を確認するために必須である口腔内レントゲン撮影やCT撮影時に動いてしまうと、適切な画像データが得られません。何よりも、全身麻酔をかけて検査を行うことで、動物が受けるストレスを最小限に止めることができ、より良い治療につなげることができると考えます。
当院では必ず全身麻酔をかけて歯石除去を行っています。麻酔をかけずに歯石除去を行ったことで動物の騒擾事故や死亡につながった訴訟事例が少なくありません。
歯周病の治療や予防のためには、見えている歯石(縁上歯石)だけでなく、歯の裏側にある歯石や歯周ポケット内にある歯石(縁下歯石)、肉眼では見えづらい小さな歯石までしっかりと除去する必要があります。すなわち、当院では、麻酔をかけずには不可能な専用の顕微鏡下で歯石除去を行います。
十分な歯石除去とわんちゃんやねこちゃんのストレス軽減のために全身麻酔下での処置を徹底しています。
当院では、高齢であっても麻酔をかけるケースはあります。どんな年齢でも、麻酔を安全にかけられる健康状態かどうかを必ず確認します。具体的には、問診での既往歴、現病歴の確認、手術当日の血液検査などにより、麻酔をかけても大丈夫かどうかを判断します。飼い主様に麻酔の必要性と危険性を十分にご理解いただき、同意をいただいた上でお預かりしております。
当院では、整形外科の手術とスケーリングを同日に行わないことにしています。
その理由は主に2つあります。
1つ目は、感染を予防するためです。整形外科手術室と歯科治療室は別に設けています。口腔内には多くの細菌が存在します。超音波スケーラーを用いたスケーリングを行うと、その細菌が空中に撒き散らされます。また、スケーリングを行うことで、口腔内の細菌が一時的に血中に循環してしまうこともわかっています。整形外科手術では、プレートやスクリューなどのインプラントを扱うため、より清潔な環境で行う必要があります。
2つ目は、当院では歯周病治療を目的としたスケーリングを行うことにしているためです。見た目をキレイにするためだけのスケーリングではないので、スケーリング前に口腔内検査や対象歯の画像検査が必須です。また、スケーリングでは、見えている歯の表面の歯石(縁上歯石)だけでなく、歯周ポケット内にある歯石(縁下歯石)や歯の裏側にある歯石、肉眼では見えづらい小さな歯石までしっかり除去します。そのために、歯科マイクロスコープを用いて口腔内を隅々まで丁寧に確認しながらスケーリングを行います。整形外科手術の“ついで”に行うことはできません。
当院では歯周病治療を目的とするスケーリングを行っています。歯周病の治療を行う際には、スケーリング前に歯周ポケット検査を含む口腔内検査やCT検査、口腔内レントゲン検査などの画像検査が必須です。それらの検査を元に、治療内容を検討します。スケーリングのみで済むと思っていたケースでも、検査結果から抜歯や根管治療が必要であることがわかることも多くあります。
わんちゃんやねこちゃんの口臭の原因は、歯周病である場合が多いです。歯周病以外の原因である場合もございますが、原因を突き止めるためには口腔内検査が必須です。ぜひご相談ください。
理想は毎日、朝と晩の2回です。しかし、何よりも大事なのは歯磨きを習慣化し、継続することです。1日1回でも、2日に1回でも、継続できていればOKです。わんちゃんやねこちゃんは3日でプラーク(歯垢)が歯石に変わってしまうと言われています。また、せっかく歯周病の治療を行っても、ブラッシングを約1か月中断すると、⻭肉炎のレベルが治療を受けていない場合と同じレベルに戻ってしまうという研究報告もあります。少なくとも3日以上はあけずに行った方が良いでしょう。また、どんな風に歯磨きをしているかも重要です。適切な磨き方でなければ結局はしていない場合と同じ結果を招くかもしれません。歯磨きについてもぜひお気軽にご相談ください。
歯科マイクロスコープとは、歯科専用の顕微鏡のことです。口腔内は暗く、歯は非常に小さな組織です。そのため、肉眼のみに頼った治療には限界があります。歯科マイクロスコープを用いることで、口腔内や歯の状態を細かい部分まで正確に確認することが可能となり、より正確で精密な治療を行うことができます。例えば、極めて細やかな作業となる歯内治療である根管治療(歯の神経の治療)の精度は、歯科マイクロスコープを用いることで飛躍的に向上することが様々な研究で明らかにされています。また、歯周病の治療では、歯科マイクロスコープを使用することで歯周ポケット内にある縁下歯石や目視では捉えきれない小さな歯石までしっかり取り除くことができます。
治療後しばらくは、いつも食べているドライフードをふやかしり、ペースト状の缶詰など柔らかい食餌を与えることをおすすめします。ただし、治療の内容や、口腔内の状況によって異なる場合もございますので、獣医師の指示に従って下さい。期間についてもご相談ください。
スケーリングや抜歯など歯科治療当日や翌日は、処置のストレスや軽度の痛みにより、食欲が落ちてしまうことがあります。そのような場合には、まずはお水を飲ませることを優先し、食餌についてはあまり無理に食べさせず、食欲が出てくるのを待ってあげて下さい。数日目には、食欲が戻ることが一般的です。しかしながら、数日経っても食欲が戻らない場合にはお電話にてご相談ください。
基本的に3日後から再開して大丈夫です。ただし、抜歯した傷が落ち着くまでは、抜歯した部位は避けるように意識して、歯磨きを行って下さい。抜歯した部位に歯ブラシを強く繰り返し当ててしまうと、出血したり縫合部が離開してしまう恐れがあります。治療した部位の傷が落ち着いたかどうかは、1〜2週間後の再診時にチェックしてお伝えします。
歯磨きの再開時期は、骨折の部位や整復方法によって異なります。獣医師や動物看護師が手術後にお伝えしますので、その指示に従って下さい。
ガムやおもちゃを噛ませたり、引っ張りあっこしたりすると、再骨折を誘起したり、インプラントの破綻の原因になる可能性があります。再開の時期については獣医師がご案内します。
抜歯した直後に激しい運動をすると血行が良くなり、抜歯した部分から出血したり、痛みを感じたりする可能性があります。抜歯後1週間は、激しい運動を避けることをおすすめします。
ガムやおもちゃを噛ませたり、引っ張りあっこしたりすると、創部からの出血や痛みを誘発させる可能性があります。しばらくさせないようにして下さい。再開の時期については獣医師にご相談ください。
全てのペット保険が利用可能です。アニコム保険およびアイペット保険については、窓口清算が可能ですので保険証をご持参ください。
これら2社以外のペット保険については、飼い主様ご自身で契約保険会社に必要書類をご郵送ください。
獣医師による書類の記載が必要な場合はお知らせください。(※有料対応となります。)
はい使えます。道内で一般的なVisa、Master、JCB、Amex、Dinners club、日専連、北専、イオン などがご利用できます。
詳細は北海道動物運動器病院ホームページの「診療費の支払いと保険について」をご参照ください。
はい可能です。飼い主様とクレジットカード会社との契約内容によりますが、種々の分割払いが可能です。
ただし、ボーナス払いについては、一部を除いてできませんので、お支払い時に受付担当にお尋ねください。