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歯周病とは?
掲載日:2022.02.10
こんばんは!
あなたのワンちゃん、猫ちゃんのお口は臭くないですか?
臭いのであれば、歯周病に罹患している可能性がかなり高いです。
たとえ臭くなくても、歯周病に罹患しているかもしれません。
実は、2歳までに、猫ちゃんの70%とワンちゃんの80%が歯周病に罹患している(Marshall2014)という研究報告があります。
歯周病とは、細菌感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)が腫れて血が出たり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまう病気です。
お口の中にはたくさんの細菌が住んでおり、普段は悪さをしていませんが、食べ物がお口の中に入ってくると細菌もそれを食べて元気になり、細菌の塊である”歯垢(プラーク)”を作り出します。
ブラッシング(歯磨き)で歯垢を取り除かなければ、歯周病が進行します。
重度だと歯を抜かなければならないこともあります。
歯を失うだけではなく、歯周病に罹患することで、多くの全身性疾患を招くことも知られています(詳しくはまた今度書きます!)
ワンちゃんねこちゃんの歯周病の予防には、日々のブラッシングが重要。
でも、たとえブラッシングを毎日頑張っていても、その方法が間違っていれば歯周病は防げません。
また、歯垢が歯石に変わってしまうと、残念ながら歯石はみなさんのブラッシングで除去することはできません。
麻酔をかけた上で、スケーラーという器具を使わなければちゃんと除去できないのです。
歯石があるとプラークはさらにつきやすくなり、さらに歯周病が進行します。
一度このループに入ってしまうと、歯石をしっかり除去しない限り、このループから抜け出すことはできません。
あなたのワンちゃんねこちゃんは大丈夫ですか? いつでもご相談ください!